記事: Coshaerのレザースニーカー『Repos(ルポ)』に込められた思い

Coshaerのレザースニーカー『Repos(ルポ)』に込められた思い
Coshaer Repos — Brand Story
Prologue
60年以上、紳士靴だけをつくってきた私たちが、スニーカーをつくろうとした話
はじめまして。Coshaerブランドディレクターの寺岡と申します。
Reposの開発から発売にあたり、自分が感じてきたことを文章にしました。長文になりますが、よかったら読んでみてください。
Coshaerは1964年の創業以来、ずっと紳士靴をつくってきた会社のファクトリーブランドです。いわゆるビジネスシューズの生産を、60年以上かけて磨いてきました。その技術には自信があります。でも、カジュアルな靴となると話は別で、「本当に自分たちにできるのか」という迷いが、ずっと頭の中にありました。
スニーカーをつくることは、これまで積み上げてきたものと全然違う世界に踏み込むことです。今までかけてきた時間や色々なコストが無駄になってしまうかもしれない。そんな恐怖心が、プロジェクトのはじまりにはずっとついて回っていました。
それでも踏み出さなければならなかったのは、紳士靴という市場そのものが、静かに、しかし確実に縮んでいたからです。スーツを着る機会が減り、フォーマルな場が日常から遠ざかっていく。このまま紳士靴だけをつくり続けていたら、メーカーとしていつか立ち行かなくなる。その現実から目を逸らすことは、もうできませんでした。怖くても、迷っていても、挑戦するしかありませんでした。それがReposのはじまりです。
Chapter 01
「つくる意味があるのか」という問いから始まった
シンプルなスニーカーは、すでに世の中に数多く存在しています。大手スポーツブランドのものから、海外でつくられた安価なものまで。思いつく限りのスニーカーを見て、履いて、確かめていく中で、私たちはずっとひとつの問いと向き合っていました。
「Coshaerがこれをつくる意味は、本当にあるのか?」
なかなか自分たちの中でしっくりくる理由が見つからず、2年以上サンプル作成を繰り返しました。でも、その問いを誤魔化さずに向き合い続けたことが、Reposを生む原点になったと今は思っています。
Coshaerにしかつくれないスニーカーがある。
その確信を掴んだとき、Reposははじまった。
Chapter 02
一番近くにあった素材が、答えだった
ヨーロッパの有名なレザーをはじめ、さまざまな素材を試しました。品質への敬意はありながらも、何かが違う。「これだ」と思える感触が、なかなか見つかりませんでした。
そして最終的に辿り着いたのは、日本の革でした。ずっとそこにあったのに、遠くばかり見ていた気がして、少し恥ずかしくなったのを覚えています。
澄んだ水と気候、そして日本のタンナーによる丁寧な鞣しの技術。きめの細かさ、しなやかさ、そして触れた瞬間に感じるどこか温度のある柔らかさ。足を入れた瞬間から自然に馴染む、あの感覚。それが、国産レザーを選んだ理由のすべてです。
Chapter 03
Coshaerのすべてを、この一足に
迷いながらも踏み出したからこそ、妥協はしたくありませんでした。紳士靴で培ってきた技術のすべてを、このスニーカーに注ぎ込もうと決めました。
Reposには4つの柱があります。それぞれが主張するのではなく、調和することで完成する一足です。
01
選び抜かれた日本製の革
02
日本人の足に自然と馴染む木型設計
03
過度な装飾を削ぎ落としたミニマルなデザイン
04
製造からアフターフォローまでの一貫したサービス
足を入れた瞬間の柔らかさ、歩くたびに感じる軽やかさ、履き込むほどに深まる表情。そのすべてが、日本製であることの誇りと、長年の経験に裏打ちされた技術から生まれています。
Reposとは、フランス語で「休息」を意味します。気負わず履けて、品よく整う。Coshaerのブランドコンセプト「Relax & Elegance」を一足の靴で表現したのが、Coshaer Repos(コシャール ルポ)です。
Brand Concept
Relax & Elegance
— それを一足の靴で表現したのが、Coshaer Reposです。

